住宅ローンに悪影響、スマートフォンの分割払い要注意
2015.01.27(Tue)
-週刊住宅新聞引用-
スマホ分割払いが住宅ローンの借り入れをする際に悪影響を及ぼすことがあることを
ご存じでしたでしょうか。
i Phoneの登場により急速に普及するスマートフォンのシェア率。
電車に乗っていると、座っている乗客が横一列全員携帯電話を見ているというような
光景に度々見かけるようになりました。
以前は携帯電話と言うと、機種を購入しても数千円で購入できる時代がありました。
型落ちなら0円で購入できることもありましたね。
私もつい最近、2年振りに機種変更をしたのですが、以前利用していたSONYのスマ
ートフォンは新品で5万円弱にて購入できました。
時代の流れに乗ってi Phoneを購入しようと思ったところ、10万円弱の代金の請求に
唖然といたしました。
さすがに、一括で購入するか貯金を貯めてから購入しようかと迷っていたところ、月額
の利用料に端末代金が込みになり、2年使用すれば実質0円になるとの提案を受けました。
これなら購入時に安価でスマートフォンを手に入れられることから安い買い物だを思ってしまいました。
ですが、
実は10万円弱のクレジット契約をして購入していることになるのです。
この分割払いでのクレジット契約が住宅ローンの与信に悪影響を及ぼすことを知らない方が多いようです。
i Phoneの5Sから6の新商品が発売になった都度、機種変更をする人。
何度も購入を繰り返すと、分割払い分の借金が蓄積していきます。
他にも住宅ローンで悪影響を及ぼす点としては、
<自動車ローンの借り入れがある>・<クレジットカードを沢山持ちキャンシング枠が多くある>
などがあげられます。
このスマートフォン購入によるクレジット契約も同様となり与信に響きます。
電話料金を滞納した場合には、割賦販売法に基づき滞納記録がシー・アイ・シー(CIC)または
日本信用情報機構及び全国銀行協会等に信用情報として登録されてしまいます。
銀行やクレジットカード会社は、個人がローンを申し込んだ際や、クレジットカードを作る時の審査で、
この信用情報を参照します。
このため月々の通話料金と合わせて分割で端末代金を支払っている場合、
毎月の支払いを滞納するとクレジットカードの未納と同じ状況になります。
よって、信用情報に傷がつき住宅ローンを組めなくなる可能性がでてきます。
スマートフォンの高需要化による利用料金や端末代金の高額化で、支払いを滞納した件数が
増加し続けています。
本紙のによると、携帯料金の滞納で登録された件数は2014年9月時点で336万件となり、
2013年の同月に比べて3割も増加したようです。
収入が少ない若年層で、支払いが滞ってしまうケースが多いようです。
以前、私のお客様で某大手企業にお勤めの方で、住宅ローンの融資希望額に対して
条件が満たしているお客様でしたが審査落ちをしたことがありました。
何故かというと、そのお客様はクレジットカードで会員制のサイトを支払いしておりました。
少額でしたので気に掛けずにいたところ、口座残高が足りず滞納状態に陥っていたことに
気が付かず信用情報機関に滞納履歴が登録されてしまいました。
運悪く、引っ越しと携帯番号の機種変更が重なり、クレジットカード会社からの連絡にも
気が付きませんでした。
一度登録されてしまうと、完済したとしても5年間は滞納履歴が残ることとなります。
クレジットカードの滞納と合わせて、スマートフォンの分割払いには要注意ですね。
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